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2025.11.27 "森の東屋" 完成しました

  • 執筆者の写真: 大橋 司
    大橋 司
  • 11月28日
  • 読了時間: 3分

茅葺きの藤原タクマさん、大工の長野の松本さん、危険木伐採の高山の門造園土木のみなさん、ヒダクマ、ツバメのみなさん、そして野生の建築ワークショップと森フェスプログラムにご参加頂いたみなさん、本当にありがとうございました。

笹葺きのレクチャー、うまくできるかちょっと緊張
笹葺きのレクチャー、うまくできるかちょっと緊張

8月の危険木伐採から11月末の完成まで実質9日間の工程を経て雪が積もる前に完成です。

一つのクマザサの葉っぱとみなさんの力と知恵が寄り集まって、森を楽しむ方々を雨や雪、風から身を守る森の中の基地になります。(お手伝いいただいた方々は行きつけの森としていつでもご利用くださいね)


この東屋の骨組みは来福の森で寿命が尽きた「危険木」、屋根は森で増えすぎて困るクマザサ、屋根のメンテナンス材料が尽きることはありません

屋根の上部の押さえは土、この土は風に乗って飛んだ種が根を広げ丈夫になっていきます。


ムダが無い、どこにも無い。

森で素材が循環しメンテナンスなど人の手が少し加わるだけで低廉(鎌と脚立?)に永く使えます。(余談ですが10月、11月は老朽化による自社ビルの漏水や酷使した車両の故障などの修理費に頭をかかえています…)


この東屋を基地に、冬は炭の焚火、通年でのお茶会の場など森を楽しむバリエーションが増えそうです。

実際に使用する笹葺きの新築物件は日本でも3つ程しか無いようです。昔、クマザサは山や森の身近にある茅葺きの材料として使われていましたが、山村の過疎化やクマザサを使う技の伝承が途絶え使われなくなったそうです。適度にクマザサを刈って利用することで森の地表に日が差し込み、植生が変わってくることを期待しています。(山菜が増えるかも)
実際に使用する笹葺きの新築物件は日本でも3つ程しか無いようです。昔、クマザサは山や森の身近にある茅葺きの材料として使われていましたが、山村の過疎化やクマザサを使う技の伝承が途絶え使われなくなったそうです。適度にクマザサを刈って利用することで森の地表に日が差し込み、植生が変わってくることを期待しています。(山菜が増えるかも)


ここからは、完成までの様子

2年前のプロトタイプ、2、3人は入れます(何か味のある形)。昨シーズンの豪雪で崩れてしまいました。
2年前のプロトタイプ、2、3人は入れます(何か味のある形)。昨シーズンの豪雪で崩れてしまいました。
地道な整地作業、緩やかな斜面のため水平を出すのに一苦労
地道な整地作業、緩やかな斜面のため水平を出すのに一苦労
門造園土木のみなさんによる危険木の伐採、倒れ込みそうな隣地の木も許可を得て伐採
門造園土木のみなさんによる危険木の伐採、倒れ込みそうな隣地の木も許可を得て伐採
東屋の基礎埋め、現場がコンクリートの田植え状態
東屋の基礎埋め、現場がコンクリートの田植え状態
切り出した木の皮むき、長さそろえ。森の製材所?
切り出した木の皮むき、長さそろえ。森の製材所?
剥いた木の皮は森の歩道に
剥いた木の皮は森の歩道に
長野の松本さんによる大工作業、不揃いな材料を巧みに調整して組み上げます
長野の松本さんによる大工作業、不揃いな材料を巧みに調整して組み上げます
骨組み完成、がっしりしてます
骨組み完成、がっしりしてます
一枚のクマザサの葉っぱ
一枚のクマザサの葉っぱ
束にしてたくさん集めました
束にしてたくさん集めました
クマザサを刈って森をひらいていきます
クマザサを刈って森をひらいていきます
クマザサの束を「男結び」で固定します、私、最後までマスターできませんでした
クマザサの束を「男結び」で固定します、私、最後までマスターできませんでした
2025.11.2 屋根を葺いていきます、あ,ぁ雨が、下地の稲は雨に弱いのです
2025.11.27  作業、再開
2025.11.27 作業、再開
完成に近づいてきました
完成に近づいてきました
完成、中に焚火台を置いてみました
完成、中に焚火台を置いてみました

 
 
 

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