飛騨高山 奥飛騨温泉郷 福地温泉「森をひらくプロジェクト」
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福地温泉「森をひらくプロジェクト」
5/3(土),4(日)はヒダクマ ひらかれる春の森「福地温泉の森 山観日」
この時期、福地の森はこごみ、ぜんまい、わらびの山菜畑
参加費無料、山菜は一人一袋まで
連休中、春の福地を楽しんでみませんか?
道具番屋の建築風景もご覧になれます
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https://hidakuma.com/events/

ヒダクマ フィールドワーク
5/17(土)-18(日)
ツキノワグマにとっての豊かな森を学ぶ2日間のフィールドワーク 2025年5月が福地温泉の森で開催されます。
長い冬が明け、植物の成長が活発になる春の時期のフィールドワーク、温泉や山菜と共にお楽しみください。
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かつては村の養蚕を支える桑畑、その桑畑を整地した状態で購入し、その後、約50年人の手が入らなかった土地。夏に足を踏み入れた時はナウシカの腐海の森、底が抜けるのでは...
そろりと先へ進むと、風や動物たちが運んだ種により、無造作にしかし厳しい日光の争奪戦が繰り広げられ、高さ30mにもなる杉、雪や風に負け枝が折れ枯れてしまったトチノキ、地表はシダ類やクマイザサに覆われている。
50年放置された森の成れの果て、雑然としながらも不思議な力強さを感じます。
プロジェクト発足の経緯

2020年12月、電力会社から木の伐採許可の現地立ち合いで森の存在を知る。
温泉が出るためリゾートやエネルギー系の会社に旅館、地熱発電用に土地の賃貸しを持ちかけるが設備投資が過大になること、地元福地温泉も宿泊業として競合すること、温泉に影響が出ることから断念。
2022年4月、現地で草刈り中...
木漏れ日、鳥のさえずり、川の音、森の匂い
気持ちいい、心地よい、ずっと居たい
ここをほっとくのはもったいない
みんなに心地よさを感じて欲しい
自前でやるか、これが森をひらくきっかけでした。
この感覚をどう伝える?
この森は本当に使える?
経営的に成り立つ?
どう進めればよい?
2023年4月、経営コンサルティング会社から(株)飛騨の森でクマは踊るを紹介される。
木の可能性、森の可能性、地域の可能性、脈々と継承されてきた日本人の暮らしの可能性。
そんなありふれた日常に潜む大きな可能性から、新しい価値を生み出すこと。
それが、ヒダクマの挑戦。
一緒にやろう、森の可能性を追求しよう、直感的に決めました。
2023年7月、福地温泉「森をひらくプロジェクト」結成、活動開始
メンバー:<森主>新岐阜興業(株)、<知恵袋>(株)飛騨の森でクマは踊る、<金庫番>JP コーチ&コンサルティング(株)、
<地域ボス>福地温泉観光協会、<アドバイザー>岐阜県森のあるくらし推進協議会
プロジェクトの目的
福地温泉に隣接する森をさまざまな形でひらくことで、森林サービス産業の発掘・育成を行い、福地温泉の新たな産業や観光資源として地域の活性化を図っていきます。
具体的には福地の森を「学び、楽しみ、安らぐ」を体験できる活動の拠点とし、街で暮らし働くファミリー層や国内外の観光客を森から宿へ、宿から森へ相互に誘導し持続可能な観光や産業モデルを構築します。
さらに、森を使う人やそこで働く人々が地域コミュニティーの担い手として定着することを目指しています。
森の概要

今後の予定

場所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷
福地温泉地内
面積:上部森林部 9,887㎡
有効部分 7,500 ㎡)
下部駐車場部 762 ㎡(10 台程度)
標高:約1,000m
積雪:12~2 月(最高約80cm)
気温:冬季-15℃、夏季30℃
インフラ:隣接道路有
電力・通信隣接道路に有り
福地簡易水道有り
車によるアクセス
高山から約1時間
東京から4時間45分
(新宿~平湯高速バス5,300円)
岐阜市から2時間30分
名古屋から3時間10分
大阪から4時間50分
高山~平湯:高速道路延伸中
森の様子
スギ・カラマツの人工林やヤマグワやクリなど里山利用の広葉樹が多く過去に人為的な改変が行われた森。
地表面にはクマイザサとシダ類がそれぞれ優占するエリアに分かれています。
日光争奪戦に負けた枯れ木が新たなコケ、キノコ、若木の養分になっています。
また、熊や鹿が杉の皮を剥ぎ取ってしまい枯れそうになりながらも樹液管を伸ばし生き延びようとする木々が観察できます。
ワラビ、ゼンマイ、こごみ、ミョウガなどの山菜が多く、野生動物は鹿、猿、猪、熊の捕食や遊び場になっています。(野生動物は警戒心が強くひと気を感じると逃げていきますが、森に入る際は注意して慎重に入ることが必要です)
